◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今の美術業界を考える(その323)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
日本の美術教育 2010年5月15日
今年やろうと思っているボランティア活動のひとつが大人と子供の美術
教育です。昨年度より、ご縁ができまして銀座の泰明小学校の生徒さん
向けに学校の授業で画廊巡りを開催することができました。
本年度は、それをもう少し拡張して まずは銀座中学校へ営業しようと
思っています。
今の中学生は学習指導要領にあるのかもしれませんが、職業体験という
体験講座があるようです。うちの日本橋中学に通う娘が、学校からの
配布物で「受け入れ企業のお願い」という資料をいただいたので、早速
応募させていただくことにしました。今年の9月に中学1年生を2日間、
来年の2月に中学2年生を3日間、朝9時から夕方5時まで仕事をさせる
というものです。そこで、社長にお願いしました。「社長に迷惑をかけないし
うちの社員を使うこともしないから、是非この職業体験の受け入れを
させて欲しい。」初めは、しぶしぶと「仕事の邪魔になるし、社員にも
迷惑になるし、中学生にお願いする仕事はうちにはない。」ということ
でしたが、そこは画廊巡りと同じねばりで、「迷惑はかけるとは思うけれど、
将来への投資だと思って欲しい。未来の世代に美術の世界を知ってもらう
ことは重要だし、美術教育をする指導者を子供のうちから育てたい。」
と押し通しました。私が彼らにどんな仕事をお願いしようかというと、
「画廊巡りのサポーター、および10月31日におこなわれる‘中央区
まるごとみゅーじあむ‘での画廊ツアーのスタッフ育成です。」
1日目の研修では、子供達に私が画廊巡りで何を伝えたいかを教え、実際に
画廊巡りをし、そのときのマナーや気づいたことを子供たちから教えてもらい
子供にとって楽しい画廊ツアーとはどういうものかをディスカッション
します。2日目には、実際に大人のお客様向けの画廊ツアーを開催し、
子供達にも同伴してもらいます。そうすることで、お客様が画廊ツアーで
何を得ているかを、一緒に体得してもらいます。また反省会で画廊に求める
ことなど、子供の目線から銀座の画廊に必要なことを洗い出そうと思って
います。これが9月ですから10月31日(日)に開催する‘中央区
まるごとミュージアム‘では中学生の子供達にスタッフとして実際に友人達や
大人たちも巻き込んで画廊ツアーの企画者として主体的に働いてもらおう
と思っています。この中央区まるごとみゅーじあむは、区役所が企画している
イベントなので、この日は大人と子供の美術教育の場として銀座の画廊を
開放するイベントにする予定です。銀座の泰明小学校、銀座中学を初めとして
中央区の小中学生を大勢まきこんだイベントにしたてあげようと思っています。
文責 野呂 洋子
